イスラム教徒のブルカ禁止の理由
スポンサード リンク
イスラム教の聖典コーランには、「美しいところは人に見せないように...」という教えがあります。その教えを厳密に解釈している人は、顔や胸を他人に見られないようにするため、頭からすっぽりかぶる衣装を身にまとっています。その衣装を「ブルカ」と呼んでいます。ブルカは、目の部分だけ粗い網目状になっていますので、ブルカをかぶっている女性は、その網目を通して周りを見ることが出来ますが、他人がブルカをかぶっている女性を見ると、誰なのかさえ全く分かりません。
イスラム教を信仰している女性の多くがブルカを着ていると思われがちですが、聖地メッカがあるサウジアラビアやアフガニスタンの女性以外は、スカーフで紙を隠す服装が一番よく使われています。ちなみに、ブルカを着ている女性は、フランスでは約2千人・ベルギーでは数百人と言われています。どんな服を着るかは個人の自由ですから、どこの国であってもブルカを着ることに問題はないハズなのですが、世界各地でブルカの着用を禁止する動きが広まっています。
ブルカを禁止しようとする理由は色々とあります。イスラム教徒の過激派が関わったテロ事件が、世界各地で相次いで起こっていますので、そのような過激派のテロは食い止めなければならないのですが、ブルカをかぶっていると本人確認が出来ない上に、服の中に爆弾を隠し持っていても分からないという理由なども、ブルカ禁止の理由のひとつとなっています。あと、父親や夫が、強制的に娘や妻にブルカを着るよう強制するのは、女性への人権侵害だという考えもあります。他には、イスラム教徒の移民が増えることに対して懸念を持つ人がいますし、失業した人の中には反移民感情を持っている人も少なくありません。過激な原理主義の考えを持つイスラム教徒が増えると、その教えが国に入り込むことを警戒する人もいます。しかし、個人の自由を重んじる考えもありますので、ブルカを一律禁止にすることは憲法違反であるとの考えもあります。
上記のように、ブルカ着用に関して様々な考え方があります。ドイツでは公共の場で、身元が確認できない格好を条件付きで禁止していますが、屋外での儀式や宗教上の行列や巡礼などは対象外としています。イギリスでは、身元を隠す目的で、顔を覆っている服を警察官が脱ぐように命じることは可能となっています。オランダでは、2005年に公共の場でブルカの着用禁止を求める決議を採択しています。
スポンサード リンク



