未受診妊婦の飛び込み出産は危険
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大阪府と大阪産婦人科医会が、全国で初めてとなる「飛び込み出産」に特化した都道府県レベルの調査を行いました。その調査方法は、「妊婦健診の受診回数が3回以下」「最後の受診から3カ月以上の未受診」の妊婦を「未受診妊婦」とし、大阪府内の166施設(全産婦人科医療機関)に協力を求めて行われました。166施設のうち95施設から回答があり、回答のなかった施設は過去に施設に受け入れ実績がないことから、大阪府と大阪産婦人科医会は、大阪府内の2009年の事例をほぼ網羅できたとしています。
その調査の結果、29施設で152件の未受診妊婦の報告がありました。これは、大阪府内で出産する500人に1人の割合となり、69%が未婚で年齢層は13才~43才でした。
●妊婦健診を受けなかった理由
・33%:経済的な理由(お金がないなど)
・21%:妊娠欠如(妊娠に気付かなかった・健診を知らなかった)
・10%:複雑な家庭事情(不倫・離婚など)
飛び込み出産で生まれた子供のうち、低体重などの理由でNICU(新生児集中治療室)を利用したのは31.7%で、死産は3例ありました。これは、1千例あたりの周産期死亡率で換算した場合19.7になり、全出産の全国平均である4.0(2008年)の5倍近い数値となっています。なお、飛び込み出産した母親の中には、偽名で入院し出産したあと、新生児を置き去りにしたまま行方をくらました事例や、薬物使用中の母親から生まれた新生児に、薬物の中毒症状がある事例などもありました。あと、飛び込み出産をした母親が、その後に児童虐待をして子供を死亡させた事例もあります。
出産は、万全を期していても母子ともに危険なモノです。それを理解していれば、如何なる理由があろうと、危険度が増す飛び込み出産など出来るはずがありません。それ以前に、生むつもりがないのであれば、妊娠しないよう注意すべきです。いずれにしても、飛び込み出産をすることがないように、飛び込み出産の危険性を広くPRし、飛び込み出産が減るように国も自治体も対策を検討する必要があるかと思われます。
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