総選挙で圧勝すると比例区の議席が余る理由
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総選挙は、小選挙区(候補者名を書いて投票する制度)と比例区(政党名だけを書いて投票する制度)があります。比例区の場合、全国を11のブロックに分けて、ドント商(各党の得票数を1、2、3...と整数で割った数値)の順位を計算します。そして、そのドント商の値が大きい順に議席を分配します。なお、各党は事前に候補者名簿を届けていますので、その名簿で順位の高い人から当選していくことになります。
小選挙区にも比例区にも名前が載っている候補者が小選挙区で当選した場合は、比例区で当選する権利を失いますので、事前に届け出ていた名簿から「勝ち抜け」することになります。そうなると、名簿に残る人数が比例区での議席の配分より少なくなってしまい、当選すべき当選者がいないという場合が出てきます。これが、総選挙で圧勝すると比例区の議席が余る理由です。
このような候補者不足が起こると、次のドント商順位の政党に議席が自動的に移ります。2005年に自民党が圧勝した郵政選挙では、東京ブロックで自民党の候補者が足りなくなり、8議席分の得票があったにも関わらず7人の当選でとどまり、残り1議席はドント商順位が次であった社民党に移りました。自民党としては非常にもったいないことではあるのですが、公職選挙法で「公示後の候補者の追加届け出は出来ない」と規定されていますので仕方ありませんでした。
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