トクホは廃止?制度見直し?
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1991年に「特定保険用食品」通称「トクホ」と呼ばれる制度ができました。このトクホは、医学的な根拠が曖昧な健康食品と区別するために、消費者庁が消費者委員会と食品安全委員会に審査をしてもらって「脂肪の吸収を抑える」など人間の体にとって良い効果があると認められた食品に対して許可されるものです。
トクホ(特定保険用食品)の許可を取っている食品は約900種類もあり、2007年の市場規模は約6800億円にまで膨れ上がっていました。トクホは、一度許可されると、基本的には何らかの問題がない限り、その許可が取り消されることはありません。
しかし、許可を得ていた花王の「エコナ」は、体の中で「発がん性物質」になる恐れのあるものが含まれている可能性があるとして、消費者庁が再審査を行うと公表しました。しかし、その直後に花王は「消費者の不安の声を重く受け止めた」という理由で「エコナ」の失効届けを提出しました。
消費者担当相の福島瑞穂氏は、トクホに対して「宣伝で効能が強調され、本来の目的以上の付加価値が付き過ぎではないか」との見方をしており、様々な問題点が浮上していました。そのため、制度の廃止も含めて制度のあり方を検討し、2010年3月をめどに報告をまとめ、2010年度に具体的な見直し作業に入る予定となっています。
●現在のトクホ申請後の流れ
①メーカーが消費者庁へ商品の試験データを提出しトクホ申請する
②消費者委員会がメーカーの試験データを元に有効性や安全性の審査をする
③食品安全委員会がメーカーの試験データを元に安全性を審査する
④体への有効性や安全性に問題がなければトクホ表示が許可される
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