福男選びとは?
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西宮神社(兵庫県西宮市)は全国のえびす神社の総本社となっているのですが、その西宮神社では正月の恒例となっている行事があります。それは、毎年1月10日に開かれる「福男選び」と呼ばれる神事です。
西宮神社では、1月10日午前4時から「十日えびす大祭」を行うために、1月10日午前0時に西宮神社の全ての門を閉じて、外界と隔たることで心身を清める「忌籠(いごもり)」と呼ばれる神事があります。その「忌籠」が終わったあと、1月10日午前6時に大太鼓が打ち鳴らされ、その音を合図に門が開かれます。門の外で待っていた参拝者たちは、門が開くと同時に本殿へ向かって走り出し、本殿への一番乗りを目指します。この一番乗りを目指す神事が「福男選び」と呼ばれるものです。
この福男選びは、毎年3名が認定されます。本殿では、3人の神主が待ち構えており、その神主に抱きついた順番で「一番福」「二番福」「三番福」となり、その年の福男となります。
福男選びは年々過熱しており、2009年は参加者が6000人にもなりました。福男選びで一番福になるには、スタート時の位置が重要とされており、その場所取りのために、過去には1週間前から徹夜で並んでいた人もいるほどです。2004年には、一番福を取るために仲間同士で協力しあって、他人のスタート妨害し、仲間の一人に一番福を取らせようとした参加者も出ました。
このようなトラブルが発生したため、2005年からは最前列に並ぶ108人をクジで決めて、クジが外れた人たちは時間差でスタートさせるようにしました。しかし、参加者は年々増加するため、2010年は先頭の108人と後列約200人を決める抽選を先着1500名までに限定するようになりました。この人数制限は、近隣への迷惑や事故を防ぐ為ですから仕方ないですね...。
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