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黄砂予報の的中率

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中国内陸部のタクラマカン砂漠・ゴビ砂漠・黄土高原などで強風が吹き、細かな砂ぼこりが上空数キロまで舞い上がると、その砂ぼこりが風に乗って韓国や日本にまで運ばれてきます。それが春先によく飛んでくる「黄砂」と呼ばれるモノです。日本では、黄砂のことを「土降る」といって、春の季語にもなっています。

多くの黄砂が飛んでくると、洗濯物などが汚れ、ひどい場合は視界が2Km未満になり飛行機が欠航する場合もあります。韓国や台湾では、黄砂が多く飛んでくる時期に、心臓や肺の病気になる人が増えるという報告もあり、呼吸器系の病気(ぜんそくや花粉症など)を悪化させるとも言われています。それは、黄砂に付着した大気汚染物質や微生物が関係しているようで、2008年から環境省が調査を開始しています。最近では、黄砂は環境問題のひとつとして捉えられるようになってきました。

日本の場合、黄砂は西日本に多く降るのですが、低気圧などの影響で東日本にも黄砂は降ります。黄砂が降る頻度や規模は、雪解け後の砂漠の水分・樹木の成長の度合い・風の強さなどで変わってくるのですが、黄砂が降るピークは偏西風が強まる5月までとなります。

気象庁は、2004年に「1日先の黄砂の予報」を始めたのですが、2008年からは「3日先の黄砂の予報」を行うようになっています。その黄砂予報の的中率ですが、2007~2009年は平均43%でした。あまり良い精度とは言えませんが、世界気象機関が進めている国際的な警戒態体制が確立されれば、中国の黄砂発生源の観測情報などが共有できるため、黄砂予報の的中率も上がるのではないかと期待されています。



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