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金星を探査機あかつきで調査すると...

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金星は、「明けの明星」「宵の明星」と言われ日本人に親しまれていますが、実際の金星は地球とはかなり違った特性を持った惑星です。その金星の特性の中でも、一番の謎とされているのが「スーパーローテーション」と呼ばれる金星の上空で吹いている強風(秒速100メートル)です。金星の自転周期は243日で、太陽を回る公転周期は225日なので、金星の1日は1年より長いということになります。それほどゆっくりと自転している金星なのですが、風が発生する原因となる自転が非常にゆっくりであるにも関わらず、猛烈な風が吹いているのですから不思議ですよね。その強風が吹く原因は全く謎なのですが、2010年6月21日に打ち上げられた惑星探査機「あかつき」は、その強風の原因を探るために、金星のまわりを飛びながら5台の特殊なカメラで、雲の中の様子などを撮影し観察する予定になっています。

ほかにも、金星には様々な不思議なことがあります。例えば、金星の大気圧は地球の90倍に相当する90気圧となっており、地表には二酸化炭素が96.5%も占めています。しかも、温室効果によって地表の温度は460℃もあります。

金星の調査は、旧ソ連が熱心だったのですが、1960年代から1980年代まで約20機の探査機を金星に飛ばし、着陸させて地表の撮影まで行っていました。一方、アメリカは地形をレーダーで調べ、金星の地図を作成していました。しかし、金星は硫酸で出来た雲に包まれているため内部がよく分からず、高温のため機器を地表に着陸させてもスグに壊れてしまうので、金星の気象データは不足していました。惑星探査機「あかつき」が金星の様子を調査することで、いずれ金星の謎がいくつか解明されるかも知れません。地球の温暖化が進むと金星のようになるとすれば、金星の謎を解明するのは無意味ではなさそうですね。


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