鮭(サケ)が生まれた川に戻れる理由
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日本であれば、鮭(サケ)は北海道で生まれます。そして、北太平洋で3~4年くらい回遊生活をしたのち、間違うことなく生まれた川に戻ってきます。このように、生まれた川に戻ってくることを「母川回帰(ぼせんかいき)」というのですが、サケが生まれた川に戻ることができる理由は解明できないままでした。
19世紀の後半ころから、サケが母川回帰できる要因のひとつとして、川の匂いが関係していることは指摘されていました。しかし、普通に考えれば、いくら嗅覚が優れているとはいえ、匂いだけを頼りに、数百キロも離れた海から、サケが生まれた川を見つけて戻って来るという理論は不自然さを感じますよね。
しかし、近年になって「匂い」以外の要因が発見されました。どうやら、サケは「磁気」と「匂い」を利用して母川回帰しているようなのです。サケを解剖したところ、サケの頭部に磁鉄鉱の結晶(磁石)が発見されました。そして、研究の結果、サケは太陽コンパスと磁石を使って、生まれた河口近くの沿岸まで辿り着き、あとは「匂い」を頼りに自分の生まれた川を探し当てていることが判明しました。太陽コンパスを利用するということは、渡り鳥などと同じ方法を使っていたということですね。しかし、匂いについての詳細は、まだ解明できていません。
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