スイス銀行の守秘義務が緩んだ!
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スイスの銀行といえば、誰からの依頼であろうと口座情報などを口外しないことで有名でした。そのため、税金を払いたくない大金持ちや、テロや麻薬がらみの資金洗浄に使われていると見られてきました。そのような営業方法をとっている銀行がある地域を「タックスヘイブン(租税回避地)」と呼んでいるのですが、スイス以外にも、オーストラリア・チリ・ドミニカ・ウルグアイなどもタックスヘイブンです。あと、香港なども事実上タックスヘイブンです。
タックスヘイブンは、税金が安く外国人の口座を手厚く保護していて、口座名義人の国の税務当局が口座情報などを知りたがっても、原則として教えることはしてきませんでした。そのタックスヘイブンの中でも、スイスの銀行は口の堅さではダントツに信用がおけたため、世界の大金持ちに重宝されてきました。
しかし、ヨーロッパやアメリカが、大金持ちの脱税の温床となっているタックスヘイブンに圧力をかけ、情報開示を求める動きを見せたため、タックスヘイブンの各地は、脱税容疑事案への協力を明言しました。経済危機によって、多くの国が金融機関の救済や景気刺激を行う必要がある状況では、巨額の財政赤字になるのは必至ですから、将来的に増税する可能性が非常に高くなります。そのような状況下で、大金持ちの脱税を見逃し続ける訳にはいかないですから...。しかも、タックスヘイブンは、市場全体を歪めてしまうような、リスクの高い取引きの隠れた舞台になっていたようですから、それらを放置することが出来なくなってきているというのも、ヨーロッパやアメリカが圧力をかけた理由のひとつです。
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