もんじゅは本格的に稼働する?
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原子力発電所「もんじゅ」は、福井県敦賀市に建てられ、1991年に試運転が開始されました。しかし、1995年に配管から約640Kgものナトリウムが漏れ出したのですが、動力炉・核燃料開発事業団(現在の日本原子力研究開発機構)は、現場を撮影していたビデオの一部を編集したり、ビデオそのものを隠したりして、都合の悪い部分がバレないように隠ぺい工作をしたため、安全性への不信感を払拭することが出来ず、事故後すぐに運転を再開することは認められませんでした。その後、2005年に改造工事や点検が行われ、国が審査して「おおむね妥当」との意見を示し、福井県も専門家に調査依頼し安全であると判断しています。
「もんじゅ」の今後の予定としては、運転再開後3年くらいは正常運転を継続できるかを判断するために様々な検証をし、計10年間は安全面などの研究を行う予定になっています。国は、2050年ごろに本格的な炉を作る計画を立てていますが、現段階では実現の可能性は何とも言えません。
「もんじゅ」は、高速増殖炉と呼ばれ、発電しながら「もんじゅ」自身が使う燃料も増やすことが出来る画期的な原子炉なのです。しかし、普通の原子力発電所と比べた場合、3分の1以下の発電力しかないにも関わらず、建設費だけで通常の倍くらいとなる約6千億円もかかってしまいます。アメリカやヨーロッパの高速増殖炉は、運転トラブルや経済的な理由からほとんどが運転をとりやめています。
ちなみに、「もんじゅ」の名前の由来ですが、知恵の象徴である「文殊菩薩」から名付けられました。
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