高校入試、私学専願1万人割れ 助成削減が原因?
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今春卒業する中学生の
第1回進路希望調査結果(昨年12月17日現在)を、
1月5日に、
大阪府公立中学校長会が発表しました。
全日制普通科の公立高校を希望するのは3万8694人で、
競争率は前年同期を少し上回る1・22倍となっています。
私立への専願希望者は9148人となっており、
過去5年で初めて1万人を下回る結果となりました...。
大阪府の私学助成削減により、
半数以上の高校が授業料の増額を決定しているのですが、
大阪府公立中学校長会は、
「景気悪化に加え、授業料値上げが響いたのではないか」
このようにコメントしています。
今春卒業見込み者数は、
前年比1340人減となる7万649人となっていて、
そのうち、私立・国立を含む全日制希望者は6万5616人で、
前年比微減の92・88%となっています。
この中で...、
全日制で公立への進学を希望するのは5万4714人で、
3年連続で8割を超えています。
私立の専願希望者は全日制希望者に対して13・94%で、
前年比で1・57ポイントも減りました。
これは、記録が残る02年度以降の最低の割合となっていて、
公立高校の人気が顕著に現れた結果となりました。
橋下徹知事は、
公立高校と私立高校の受け入れ枠を
「7:3」とする公私間比率を抜本的に見直す方針で、
生徒獲得を目的とした私立の学校改革が急がれています。
公立全日制の他学科の競争率は、
・総合学科1・47倍(前年1・37倍)
・商業科1・20倍(同1・21倍)
・工業に関する学科1・05倍(同1・08倍)
このような結果となっています。
理数科は2・79倍で、
前年の2・95倍に続いて相変わらず高倍率となっています。
今月下旬に、
第2回となる調査結果が発表されますので、
その結果が分かり次第、
当サイトでも紹介させて頂きます。
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高校入試:中学生進路希望、私学専願1万人割れ 助成削減など響く!? /大阪
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090106-00000152-mailo-l27
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